「オステオパシーはどんなことをするか?」を文章だけでお伝えしようとするのは難しいです。
基本的には以下の「施術の流れ」に書かれている通りです。
あなたを見て、触れ、実際に身体を動かしながら全身の全関節、全臓器を総合的にみるだけでなく、ゆっくりお話を聞きながら日常生活や社会生活なども含め症状を発症した根本的な原因にアプローチします。施術を受けてみるとやってることは整体と変わらないじゃないかと思われるかもしれませんが、基礎医学に基づいた論理的思考と解剖学を熟知した上で行っているので同じようなことをやっているようでも精度が違います。
オステオパシーには6つの代表的な臨床テクニックがあります。
日本の学校(JCO)の特徴は各テクニックの創始者達から直接教育を受けてきたところです。
さらに、創始者ファミリーと交流があり、定期的に国際セミナーを行うことで知識と技術を常にアップデートしてます。
本だけで学んでいる人もいますが、アメリカの最先端の知識とテクニックが学会などに発表され、そこから検証されて、本の形になるのに10年かかります。それが日本語に翻訳されるとさらに10年かかります。つまり、日本にいると常にアメリカから20年遅れた情報しか得られないことになります。しかも、日本語に訳される段階で誤訳が多いのも問題です。
国際セミナーを定期的に開くことでこのタイムラグをなくしてます。
マニュアル通りにただ作業をこなすだけの画一的で対話がない施術ではなく、あなたに合わせたあなただけの心のこもった施術を行ってます。
まずは、”パソコンの画面”とではなく”あなた”と向き合って、どんな症状があって何に困っているのかをきちんと話を聞きます。
↓
リスクの少ない手技を使って全身(頭蓋、内臓も含む)をくまなく検査
↓
検査で全身状態を把握して問題を見つける
↓
問題のある部分だけでなく全身を一つのユニットと考え、解剖学や生理学などの基礎医学に基づいてなんでそこに問題が出るのか?を論理的に組み立てて根本原因を考える
↓
リスクの少ない手技テクニックを使って"からだ"を整えることで根本原因を取り除き問題を解決する。(病院に行くような病気や怪我を未然に防ぎ、病院の負担を減らすこと。)
病気を診れるのは医師だけ、心の病気を診れるのは精神科医だけですが、"からだ"の意図を読み解けるのはオステオパス(オステオパシーのテクニックを使える施術者)だけだと私は思ってます。
医師は基本的には病気をみると思いますが、私は医師ではないので”あなた”をみます。
テクニックは大きく分けると直接法と間接法があります。
動きが悪い関節に対して直接法は動きが悪い方向へ持って行って力を加える方法、逆に間接法は動きやすい方へ持っていって待つという方法をとります。
受けてみると直接法はやられている感がありますが、痛みが伴う場合があります。間接法はやられている感があまりないので何をやっているかよくわからない感があり、痛みもなくソフトでやさしい印象だと思います。
どちらも関節の動きを良くするという目的は一緒なので方法は違っても結果は同じです。
直接法と間接法のどちらがよいかは症状の原因によっても違います。
原因によって使い分ける術者もいるし、術者も得意不得意があるので術者の得意な方法を好む場合もあるし、痛いことをされるのが嫌という受ける側の好みもあります。
創始者 : 不明?
分類 : 直接法 / 間接法
創始者 : 不明?
分類 : 直接法
スラスト
創始者 : Fred L. Mitchell, Jr., D.O., FAAO, FCA
分類 : 直接法
”筋肉エネルギー”と言う名前から筋肉に対してのアプローチというイメージがある。
HVLAのような術者からの一方的な単純な関節だけへのアプローチでなく、MMETは関節だけでなくクライアントの協力を得て筋肉、神経系への教育してる分クライアント教育につながり再発もしにくい。
分類 : 間接法
アプレジャー
●ウィリアムG サザーランド DO
創始者 : Lawrence H. Jones, DO, FAAO
分類 : 間接法
創始者 : Jean Pierre Barral D.O.
分類 : 直接法 / 間接法