大きな脅威が猛烈な勢いで押し寄せ、不確実性が絶え間なく増大していく世界で不可抗力に直面したらあなたはどうしますか?
まず、異常なほど冷静にそのままの現実を受け入れる。
それでも、不可抗力に押しつぶされることはない。
混沌とした世界で不可抗力と向き合う効果的な方法はSMaCに徹することです。
理解しやすく実行しやすい。
何をしたらいいのか、何したらいけないのかが誰にでもわかる。
決断と行動に向けて明確・単純・具体的な指針を決めよう。
指針を持たないことは、コンパスを持たないままで嵐に遭遇し、荒野のどこかで迷子になるようなものです。
だが、この指針があればOKではない。
むしろ重要なのは狂信的規律でどのようにこの指針を守っているのか、実証的想像力と建設的パラノイアをてこにしてどのようにしてこの指針を注意深く変更するのかです。
SMaCは反復可能で一貫性のある成功法であり、永続性のある業務改善法をひとまとめにしている。
「具体的である(Specific)」
「整然としている(Methodical)」
「そして(and)」
「一貫している(Consistent)」
の頭文字を取った造語。
不安定で刻々と変わり情け容赦ない環境であればあるほど、
SMaCである必要がある。
レシピは明確・具体的。
何をやるべきか?
何をやってはいけないか?
について明示しており、全体が一丸となって改善に取り組めるように作られている。
明確で具体的であるからこそ、
逆風下にあっても人々は辛抱し、大きな成果を出し続けられる。
何が有効なのか実証的なデータで確かめ、
さらに洞察力を働かせた上でレシピ材料を用意しなければならない。
SMaCレシピを開発・維持し、
必要に応じてまれに変更するのは
① 実証的想像力(開発・進化)
② 狂信的規律(レシピの厳守)
③ 建設的パラノイア(必要に応じて変更)
の3つが必要。
難しいのは想像力を働かせて一貫してレシピを厳守すること。
荒々しい環境に放り込まれると衝動的にレシピから外れてしまう。
レシピを変更するときは、
① 実証的想像力を働かせること(銃撃に続いて大砲発射)
② 建設的パラノイアになること(ズームアウトに続いてズームイン)
以外に方法はない。
変わるのは難しいことではない。
より難しいのは何が有効なのか見極め、なぜ有効なのか理解した上で、
いつ変化すべきか?あるいは変化すべきではないという決断をすることだ。
平凡さを決定づけている特徴は、
変化をためらうことではなく慢性的に一貫性を欠いていることである。
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