失敗に対する恐怖を乗り越えるためには?
まず、私たちが「失敗が怖い」とは、
具体的に何を恐れているのでしょうか?
を明確にしなければいけません。
想像してみましょう。
あなたは今、一人っきりで静かな部屋にいて難しいクルスワードパズルを解こうとしている。
でも解くことができない。
あなたならどう感じるだろうか?
今度はクロスワードパズルの全国大会に出場しているところを想像しよう。
大会は4人のファイナリストまで絞られた。
あなたと残り3人だ。
4人は大きなパズルがあるステージに立ち、
手にはマーカーを握りしめている。
会場には600人もの人が詰めかけ、何百万人もの人がテレビで様子を見ている。
最初のシナリオを想像したときは少しいらついた。
2つめのシナリオでは恥ずかしくなった。
恐れているのはほとんどが決まり悪さです。
他人の前で恥をかくことです。
決まり悪さが度を超えると屈辱と呼ばれる。
仕事の大きなプロジェクトを無残な失敗を見せると屈辱を感じる。
※ 特に絶対大丈夫と大きなことを言っていたりすると
屈辱は決まり悪さがプライドと混ざったときに感じるものだ。
プライドが高ければ高いほど失敗は大きく響く。
失敗の恐怖に効くのは謙虚さである。
私はビジネスをはじめたころ、
ビジネスがとてもうまいわけではなかった。
そのおかげでたくさんの質問を繰り返すこともバカに見えることも、間違えることができたのだ。
学びの曲線がグッと伸びたのもその結果だ。
失敗促進の原則は
複雑なスキルを伸ばすためには進んで間違え、失敗を我慢すること。
間違いを犯し、その失敗で苦しむ時期が早ければ早いほどスキルを修得するスピードが速まる。
間違いを避けることに集中して緊張度が増すと学びのスピードが極端に遅くなる。
リラックスして「間違えても仕方ない」「間違いから学ぼう」という態度であればすぐに進歩する。
まずは謙虚であることだ。
謙虚になって新しいことをはじめるときには、
うまくできない可能性が高いという事実を受け入れよう。
謙虚さは自然が最初にくれた贈り物
プライドがあると自分に能力がないことを認めたくなくなる。
ければ、私たちはみな学ぶときには能力がない。
赤ちゃんがどのようにして歩く方法を学ぶか考えてみよう。
ハイハイからはじまって、よちよち歩き、最後には完ぺきに歩けるようになる。
赤ちゃんはそれを恥ずかしがったりしない。誇りを感じていないからです。
6,7歳になるまでプライドが人間の中に入り込まないのは理由がある。
それまでは学ぶことが多すぎるから。ただそれだけです。
謙虚さには3つのメリットがある。
①より愛される
素晴らしい結果を出しても謙虚な人は人からとても好かれる
②協力しやすい
謙虚な人は周りから協力してもらいやすい。
③素早く簡単に学べる
謙虚な人は質問したり、間違えたりできて失敗しても決まり悪く感じない。
これは彼らを助けたいと思う善意ある人たちの関心を引く。
謙虚な人は最高の師を得て、その師から多くを学ぶ。
ではプライドの塊のような人はどうしたらよいだろうか?
失敗を恐れないようにする実践的なプランを紹介する
①真実を受け入れる
②自分に能力がないことを無関係な人に告白する
③自分に能力がないことをその能力を関係のある人に告白する。
④自分に能力がないことをあなたを叱責できる立場の人に告白する
生産性が高く、成功している経営者なら
こんなことやあんなことをやってみようと思う。
ぼろぼろに失敗するかもしれないが、しまいに成功すればどんなに素晴らしいかを考えてみよう。
最後に成功するまで試行錯誤をすることで失敗に対する恐れに打ち勝とう!
試行錯誤を経て最後に成功するまで。
失敗を恐れてはいけない。