1日を無駄にする方法はたくさんありますが、
1日を取り戻す方法はひとつもありません。
デッドラインはプロジェクト管理とは何か?
を考え直すのには最適な本です。
プロジェクト管理というと堅苦しい内容を想像するかもしれませんが、
堅苦しい内容ではなく小説形式になっているので読みやすいです。
純粋に小説として読むこともできます。
正しい管理の4つの本質
・適切な人材を雇用する
・その人材を適切にあてはめる
・人々の士気を保つ
・チームの結束を固め、維持する
これ以外のことはすべて管理ごっこです。
リスク管理がなにより重要です。
・短期的に生産性を高める方法などなく、
生産性は長期的な投資によって向上する
・短期的な効果を約束するのは、
いんちきである可能性が高い。
プロジェクトの成果の一つとして、結束の固いチームを挙げてます。
一般的にあるプロジェクトが終了すると、そのチームをバラバラにして次のプロジェクトチームを立ち上げたりしますが、そうするのではなく「チームの結束を固め、維持する」ことが重要です。
多くの開発は「設計」と称して実際にはきちんとした設計をしないで、デバッグを通して設計していることが指摘されています。
根本的に仕事のやり方を変える必要があります。
◆ デバッグの時間を大幅に減らさなければ、プロジェクトの成績を大幅に高めることはできない。
◆ 優れたプロジェクトは「デバッグ」ではなく「設計」に費やす時間の割合がはるかに高い。
プロジェクトに従事する適切な人数と時期とは?
初期に人数を多すぎると全員に仕事を与えないといけないため、プロジェクトに重要な「設計」作業を省略せざる得ない。
設計が完成する前に大勢に仕事を割り当てると、人や作業グループ間のインタフェースを最小化できない。