コンピュータの3大原則

 

コンピュータを知る上で絶対的な基礎になるのはたったの3つだけです。これは約50年前の初期のコンピュータから現在の複雑で高度なコンピュータでも変わりません。3大原則を知れば今まで以上にコンピュータが身近に感じられるようになり、新しい技術が次々と考案される理由もわかります。

 


◆ 原則① : コンピュータは入力、演算、出力を行う装置である


銀行のオンライン・システムのような巨大なシステムも入力、演算、出力を一つの単位としてこれら3つを組み合わせているだけです。コンピュータはこの3つしかできないのでとてもシンプルです。この3つは必ずセットになっているのでどれか一つでも欠けることは絶対にありません。

 


◆ 原則② : プログラムは命令とデータの集合体である


どんなに高度で複雑なプログラムでもこの内容は命令とデータから構成されています。命令とは入力、演算、出力をコンピュータに指示するものです。データとは命令の対象となる入力情報または命令結果によって得られる出力情報のことです。

 


◆ 原則③ : コンピュータの都合は人間の感覚と異なる場合がある


人間の感覚と最も異なるのはすべての情報を数値で表すことです。人間は色を「赤い」、「青い」という言葉で表しますがコンピュータは赤色を「255, 0, 0」、青色を「0, 0, 255」と数値で表します。

 


◆ なぜ進化し続けるのか?


コンピュータ技術が進化する目的はただ一つ。

”人間に近づくこと”です。

 

人間に近づくためにはコンピュータ都合で人間の感覚に合わないことをなくす必要があります。そうなると、コンピュータの最終形態は人間の形をして人間の言葉を話すロボットなのかもしれません。技術の進化を毛嫌いすることなく素直に受け入れましょう。