トレーニングで自分自身を鍛えることも大事ですが、トップレベルのパフォーマンスをたくさん見ることも同じかそれ以上に大事です。
誰かのパフォーマンスを見る暇があったらトレーニングして自分を鍛えた方がいいと思いがちですが、ただ漠然とトレーニングしていてもレベルアップは難しいです。『”目”より先に”手”が肥えることはない。良し悪しを見抜く”目”を養わなければ作品を生み出す”手”の成長は望めない。』表現者の間でよく使われる文句です。”目”の良い者の上達速度はそうでない者のそれを遥かに凌駕すると言われています。
「おせん」というマンガにこんなことが書かれていました。
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料理はその字のごとく、ものの理(ことわり)を料(はか)るもの。
つまり、どれだけものの道理をわかっているかということ。
レシピや教科書に書かれている手順通りに作る料理は誰でもできる”ただの料理”。いい素材を選び、どんなに手間と時間がかかっても素材の持っている力を最大限に引き出し、食べてくれる人に悦んでもらいたいという拵える人の気持ちがぎゅっと入ったものが”本物の料理”です。
いくら手順を覚えても本物のよい料理ができる道理はありません。
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本物の料理を食べたことがない人が本物の料理を作ることができないようにトップレベルのパフォーマンスをじっくり見たことがない人にトップレベルのパフォーマンスはできません。これは料理やスポーツに限らずあらゆる分野にも言えることだと思います。インプットの量と質がアウトプットにも大きな影響を与えます。
「思考は現実化する」という有名な言葉がありますが、現実化したいことを言語化したり考えたりすると現実化しません。実際に現実化するのは潜在意識の中にあるイメージです。言葉にしたり考えたりすると顕在意識になってしまうので現実化しません。
現実化するためには現実化したいことを潜在意識へインプットしてイメージできるようになることが大事です。イメージするためにはトップレベルのパフォーマンスをたくさん見ることが一番簡単で効果的です。
最後に、料理を例にしたので料理と書きましたが、料理の部分をあなたのやっていることに置き換えて読んでください。
料理をするのが好きだけでなく料理を好きになりましょう!
そして、◯◯(あなたの名前)ほど料理をわかっている奴はいないと言われるようになりましょう!
誰よりも料理と向き合うことが大事です!