ビルドアップ走とは、スタートからゴールまで段階的にスピードを上げていくトレーニングです。
「ややラク」なジョギング程度からスタートし、3kmか5kmごとにペースを上げます。
次の段階は「ややきつい」無酸素性代謝閾値のペース、
最終段階で「きつい」無酸素性代謝閾値を超えるペースで走ります。
段階的にペースを上げていくことで、最大酸素摂取量と無酸素性代謝閾値を高めることができます。
ジョギング程度からスタートするので、血行を良くしてから体を温めるウォーミングアップの代わりにもなります。
最後は一番早いペースなので、「頑張って走り切った!」という達成感があります。
達成感はモチベーション強化につながります。
走り終わったとは、5分ほどクーリングダウンも必ず行うようにしましょう。
● メリット
精神的にも生理的にも比較的楽に強度の高いトレーニングができる。
● デメリット
スピードの変化に対応する能力、より強度の高い練習に耐える体力を高める面でインターバルトレーニングに劣る。