「走る」とは足の筋肉を一生懸命使って身体を動かすことだと思われがちですが実際は「重心の水平移動」です。
走るための正しい身体の動かし方ができるようになれば走ることに必要な筋肉だけを使って走れます。
人によって動きは違いますが正しい身体の動かし方の上に身に付いた動きは「個性」ですが、間違った身体の動かし方の上に身に付いた動きは「クセ」です。
一定のスピードを維持したまま長距離を走り切るためにはフォームが重要です。
特に距離が長くなればなるほど体に負担のない動きが重要になってきます。
普段の生活から
● インナーマッスルを使って歩くこと
● 体に負担のない動きを試行錯誤すること
を意識することが大切です。
ここで正しいフォームを学び、正しいフォームを体に染み込ませましょう。
フォームは人にチェックしてもらわないと自分ではわかりません。正しいフォームで走ってるつもりになっているのが一番怖いです。
動画を撮ってもらって自分で確認するのも有効です。私は自分のイメージと実際に走っている時の動画があまりにも違っていてショックでした。きれいなフォームで走っているつもりでしたが、動画で見るとぎこちなくて不自然な感じでした。
写真はもっと正直です。動画だと動きに誤魔化されて細かい部分を見逃す場合もあるので写真も撮ってもらいましょう。特に写真を撮ると体軸があるかないかがよくわかります。
フォームを矯正する際はトレーニング量と強度を減らすことを忘れないでください。
普段の練習で10kmを余裕で走れていたとしてもペースを抑え気味にして1回2km前後からスタートした方がいいです。
これを守らないと筋肉や関節に違和感や痛みが出てしまいます。正しいフォームなのに自分に合わないと思い込み前の間違ったフォームを変えられません。
ちなみに、私はフォアフットのフォームに変えるときふくらはぎ、足の指などなどを痛めてしまいました。痛みもなくなり新しいフォームに慣れるまで2ヶ月かかりました。