からだのバランスを左右する3大要因は「気圧」、「感情」、「食生活」です。
気圧を自分の都合の良いように変えることはできないし、感情をコントロールするのも状況によっては難しい。しかし、食生活ならわりと簡単に変えられます。
あなたは食生活に関してどれぐらい考えていますか?
何も考えずに食べ物を口に放り込んでませんか?
食べたものがからだの中でどうなるのかを知ってますか?
食べ物に対するからだの反応をもっとよく知ればむやみに頬張って、慌てて飲み込むようなことはしなくなるはずです。
※ ここでは詳細を省きますが、詳しく知りたい方はこちらへ
そうは言ったものの、正直、食事は何が正しいのかよくわかりません。
様々な世界トップレベルの大学や研究機関が食事に関するデータを出していますが、肯定するデータもあれば否定するデータもあり何が正しくて何が間違っているのかもはやわかりません。
大学や研究機関は新しい学説を生み出し、絶えず論文を発表し続けなければなりません。これが彼らの仕事でありこれでお金をもらってるので当然と言えば当然ですが、新しいモノを生み出し続けるのは並大抵のことではありません。先駆的な研究の大半は従来の学説や新説によって否定されてしまいます。このような状況でいくらエビデンスがあるからと言って信用できるのでしょうか?最新の情報を手に入れることも大事ですが、信じるべきは自分の感覚です。
からだに良い食べ物は時代によっても変わるし、人によって合う合わないもあります。私は良い悪い、正しい間違っているなんて関係なくて最終的には自分に合うか合わないかだと思ってます。自分に合うものを食べればいい。科学的にどうこうとか考えてたらストレスがたまるだけです。
自分に合うものとは毎日同じものを食べても飽きないということです。美味しいものは飽きます。だから毎日違うものを食べないといけなくなる。毎日違うものとなるとレシピを考えるのも買い物も作るのも大変です。
だからこそ、今の自分がどのような状態かを把握した上でどうなりたいのかを明確にしないといけません。
めんどうでも自分が食べたものと食べた後の体調や気分やパフォーマンスの変化などをメモしておいて、何をどんな組み合わせで食べたときに自分の体にどんな反応があるのかを知ることが大切です。
次に、病気はないのか? 血圧や内臓に問題はないのか? 運動はしているのか? しているならどれぐらいの頻度でどれぐらいの強度でやっているのか?
最後に、どうなりたいのか?
痩せたいのか?
パフォーマンスを向上させたいのか?
集中力が求められるのか?
激しい運動に耐えられる体にしたいのか?
病気になりたくないのか?
ただ長生きしたいのか?
他人のお世話にならなくてもある程度自立した生活ができるようになりたいのか?
健康な人と持病を持っている人、運動している人としてない人とでは食べて良いものや悪いもの、そして食べていい量も変わってきます。あなたが食べるものは心身のパフォーマンスに大きな影響を与えます。食事はIQ、ストレスレベル、病気の危険、パフォーマンス、老化、意志力の基礎になります。
健康のためには老廃物や毒素をすぐに体の外へ出すこと、エネルギーに満ち溢れるためには脂肪を効率的に使うことが大事です。
体は栄養を吸収するだけでなく老廃物も出します。健康を保つためにはこの老廃物をできるだけ早く体外へ出さないといけません。
体内のほとんどの老廃物や毒素は酸性です。
体はこの老廃物をすぐに体外に出せないと脂肪の中にこの酸性の毒物を蓄えます。
こうすることで老廃物が血液やリンパ液の中に循環するのを防いでくれますが、体は毒素を蓄えた脂肪を分解したくないので運動してもなかなか落ちません。
以降で紹介する3つのサイクルは正しい食べ方と深い関係を持っています。
排泄のサイクルがきちんと機能すれば脂肪は正しく分解され毒素は効果的に処理されるようになります。
健康のために最も大切なのは朝食です。
消化は運動したり仕事したりするよりも多くのエネルギーを消費します。
排泄のサイクルである朝食にたくさん食べると体内の老廃物や毒素を体の外に出すことが後回しにされます。
つまり、朝食の消化の負担を極力減らすことが健康の必須条件になります。
からだは1日24時間を3つのサイクルに分けて活動してます。
● 第1のサイクル(排泄のサイクル)
4時から12時まで。
この時間帯は体が主に老廃物や毒素を排泄する作業に集中しています。
● 第2のサイクル(摂取のサイクル)
12時から20時まで。
この時間帯は体が主に必要な食べ物と栄養を取り入れることに集中しています。
● 第3のサイクル(吸収のサイクル)
20時から4時まで。
この時間帯は体が日中に摂取した食べ物からの栄養を吸収しこれを活用することに集中しています。
ATPとはアデノシン3リン酸です。
エネルギーが多い人はATPが多い人であり、ATPは細胞内のミトコンドリアで作るのが一番効率が良いです。
ミトコンドリアの性能を上げることと劣化を避けることが大切です。
朝にバターコーヒーを飲めばお昼までお腹が空かないので何も食べなくても大丈夫になり断食の効果が得られます。
バターなどの脂肪はタンパク質、炭水化物、糖と一緒に食べなければ体は食事と認識しません。良い脂肪は満足感も与えてくれるのでお昼までお腹が空くこともありません。何も食べてないので消化にエネルギーを使うことなく体の老廃物や毒素を外に出すことに集中できます。
コーヒーの効果で集中力、記憶力、パフォーマンスも高めてくれます。さらに筋肉も付きやすくなり基礎代謝量も上がる上に脂肪をエネルギーに使うので痩せます。
バターやオイルを溶かし合わせるとミセル(コロイド粒子)という状態に分解され脂肪をエネルギーへ変換するようになります。ミセルが多ければ多いほど脂肪が使われやすくなります。
バターをコーヒーにブレンドすることが脂肪をエネルギー源とする体の働きを助けます。
バターコーヒーの淹れ方はこちらへ
自食作用とは細胞内のゴミをリサイクルしてエネルギーへ転換することです。
細胞は時間が経てば経つほど死んだ細胞小器官(オルガネラ)や損傷したタンパク質、酸化した微粒子が溜まって機能が阻害され老化が加速します。
自食作用はこの細胞内のゴミを掃除してあなたの若さを保ってくれる体の作用です。
さらに筋肉量の維持に必要とされ成人の筋破壊を抑制してくれます。
体の自食作用をONにする二つのスイッチがあります。
1つ目は断食です。
断食は短期間であっても体重減少、代謝を上げたり集中力が増す。
断食が神経の可塑性と発生を高めるので脳の成長と進化を促します。
短時間断食は朝食をとらずに午後2時までお昼も食べないこと。
体をリラックスさせて睡眠へと導くセロトニンという神経伝達物質の生成にデンプンと糖が使われます。
炭水化物は体をリラックスさせてエネルギーレベルを低下させます。
さらに血糖が上昇するので脳が必要な働きをするのに役に立ちます。
これにより適量のケトン体が生成できて涙や粘液を形成する原料がが与えられて睡眠の質が劇的に改善されます。
● 果物
果物は胃袋に入ってわずか15分〜20分で消化にエネルギーをほとんど消費せずに結腸に流されて栄養が吸収されます。
● 野菜
野菜は胃袋の収縮と拡張の運動によって野菜の栄養が結腸から簡単に吸収できる形になるまで細かく砕かれます。
このプロセスにはおよそ3時間かかります。
● 穀物やジャガイモなどのデンプン系の炭水化物
これらの炭水化物は胃に運ばれて、アルカリ性の消化液によって栄養を抽出されます。
このプロセスにはおよそ3時間かかります。
● 肉、魚、ナッツなどのタンパク質
これらのタンパク質は胃袋へ運ばれ強い酸性の消化液で分解されアミノ酸になります。
このプロセスには4時間ほどかかります。