頭部を首で支えられるようなろう!

 

● 頭部を首で支えられることで得られるメリット

  • 身体の可動域が広がる
  • 身体が柔らかくなる
  • 身体に負担の少ない効率の良い動きができるようになる
  • 頸椎1番目の骨が圧迫されないので交感神経と副交感神経の働きのバランスが保たれる。
  • 上半身の力みがとれて姿勢が安定してぶれにくくなる。
  • 呼吸がしやすくなりスムーズに体内へ酸素が取り入れられます。
  • 重心移動がやりやすくなるので着地衝撃が軽くなる。骨盤もほぼ垂直に保たれるので着地時に足裏の土踏まず付近に衝撃がかかるため負荷が分散されます。

● なぜメリットが得られるのか?

体幹や柔軟性よりも先に改善すべきは首です。頭部を首で支えられないとどんなトレーニングやスポーツをしても上手くいかないしストレッチも効果は薄いです。

 

体幹と呼ばれる身体の周りの筋肉は首が頭の重さを支えられる状態になっていれば自然に大きく動きます。身体が硬いのは首が原因の場合もあります。

 

普段の姿勢が悪いと首の筋肉が硬くなります。首の筋肉が硬くなると重さ約4㎏の頭部を首だけで支えられないので背骨を曲げて肩や背中も使うことになります。首の筋肉が固まると背中や肩の筋肉が余計に使われることになり凝りの原因になります。

 

さらに横から見ると顎が前に出ているので見た目の印象も悪いです。

 

首の後ろが伸ばされると頭部の位置が高くなり首の骨に無駄な湾曲がなくなります。

首の後ろ側の筋肉が伸びると背中周りの筋肉も伸びやすくなります。

 

気道など呼吸動作に関わる器官が圧迫されないプラス胸郭の位置も高くなり横隔膜が上下しやすくなるので呼吸しやすくなりスムーズに体内へ酸素が取り入れられます