「世界一の散歩道」と賞賛されるミルフォード・トラック。
ニュージーランドでも有数のフィヨルド地帯の大自然を歩きます。
1888年にクィンティン・マッキンノンが拓いたこの道はトレッキングの達人から全くの初心者までたくさんの人々に親しまれてきました。
フィヨルドランド国立公園は世界遺産登録地域であるテ・ワヒポウナム南西ニュージーランドの中心的存在です。ミルフォード・サウンドに通じるルートを歩く間、コマドリやケア、ウェカ、ファンテイル、インコなど、固有種の野鳥を間近に観察することができます。キーウィを見かけるチャンスもあるかもしれません。また、深い湖やひっそりとしたフィヨルド、豊かな森林、花崗岩がむき出しになった険しい峡谷など、フィヨルドランド特有の風景を形成するすべてを存分 に体感することができます。
天気がよい日は360°の圧倒的スケールの景色が楽しめますが、ミルフォード・トラックの醍醐味は雨の日にこそ味わえるものです。山肌から真下へ勢いよく滝が流れる光景は圧巻です。
個人ウォークの各行程ごとに詳しく説明してます。
初めて行く人が不安に思うであろうことを解消できるような内容を中心に書いてあります。
・アクセス
Japan to New Zwaland
行き : Te Anau to Grade Wharf
帰り : Sandfly Point to Milford Sound to Te Anau
・1日目
Grade Wharf to Clinton Hut (1 - 1hour30min, 5Km)
・2日目
Clinton Hut to Mintaro Hut (6hour, 16.5Km)
・3日目
Mintaro Hut to Dumpling Hut (6 - 7hour, 14Km)
・4日目
Dumpling Hut to Sandfly Point (5hour30min - 6 hour, 18Km)
全長53.5Km(33.5mile)
ほとんどがきちんと整備されたフラットな道ですが大小の石が乱立する砂利道なので足を挫かないように注意しましょう。岩や木の根がむきだしになったでこぼこの道もあります。
また、岩だらけの急な下り坂があったり、小川を横切ったり、豪雨で深くなった水の中を歩いて渡らなければならない時もあります。基本的に雨が多いところなので濡れているところが多いです。
捻挫を防止するためにくるぶしまできちんと保護するミドルカット以上で中が濡れないように防水がしっかりしている登山靴で行くことをおすすめします。
靴は中まで一度濡れてしまうと中々乾きません。
靴の中まで濡れてしまうとかなり不快ですし足に豆ができやすくなります。
個人ウォークの場合、荷物を背負って約6~7時間、14~18Kmを歩き続けないといけないのでそれに見合った体力が必要です。
日本で日帰り登山ができれば体力は問題ないと思います。
荷物を背負って4日間歩き続けるというのは意外に大変です。できれば数日連続して歩く経験をしておくと辛い思いをせずに済みます。終盤になると階段などの段差があるときつかったり、足を引きずりながら歩いている人が増えます。
自然の中を4日日間も歩くので状況判断がきちんとできるようになるか、できる人と一緒に行った方がいいと思います。いくら整備されていると言っても自然を相手にしていることを忘れてはいけません。
個人ウォークでもガイドウォークでもDOCで予約する必要があります。
※ Department of Conservation
とても人気のあるトラックなので早めの予約をおすすめします。
私は2016年7月25日に2016年11月の予約をしようとしたらすでに2つしか空きがなく、次は2017年4月まで予約できない状況でした。ちなみに、テント泊は全面禁止です。
● 宿泊タイプ
・個人ウォーク : ハット
・ガイドウォーク : ロッジ
● ハットの設備
・40名を収容できる共有部屋。(ハットによって2つの建物に別かれている)
・2段ベッドと下に敷くマット
・キッチン(コンロ、水道、食器洗い用洗剤、テーブル布巾)
・暖炉、薪
・水洗トイレ、トイレットペーパー
※ シャワーなどのバスルームはありません。
※ 水道はありますが飲料水として使用する場合は煮沸消毒した方がいいです(自己責任)
※ コンロはライターかマッチがないと火がつけられません。
※ 調理道具、調味料は持参です。
※ 電源、Wi-Fiなどの設備はありません。
● ロッジの設備やサービス
・相部屋:2段ベッドが備わる4~6名同室の共有部屋。バスルームも共有。
・個室クィーンルーム:クィーンベッドが備わる1~2名で利用の個室。専用バスルーム付き。
・個室ツインルーム:シングルベッド2台が備わる1~2名で利用の個室。専用バスルーム付き。
・掛け布団と枕の用意された快適なベッド
・温水シャワー
・シャンプとリンス、ヘアドライヤー
・水洗トイレ
・夜10時まで自家発電
・手洗い洗濯用の洗剤と設備
・乾燥室
・設備の整ったキッチンとロッジ常駐のスタッフ
・ニュージーランド・ワイン、ビールとソフトドリンク(有料)