テントの張り方

テント場に着いて荷物を置いたら、テントを張る前に管理事務局や山小屋で受付を済ませましょう。

 

受付時にテントを張る場所についての指示などがあれば、必ずそれに従ってください。

 


テントを張る場所で気をつけること!

まず、周りの地形を見ましょう。

 

風はどっちから吹いていますか?

 

入り口に風が入ると、テントが風をはらんで飛ばされやすくなるので、入り口は風下側に向けるのが理想です。

 

次に、なるべく平らな場所を選ぶようにしましょう。

そして、小石などを取り除いてなだらかにします。

 

平らなようでもテントの床の真ん中に大きな岩が出ているような場所も避けましょう。

 


テントを張る

テントはしっかりきれいに張りましょう。

 

テントを立ててフライシートをかぶせたら、本体のフロアを固定して張り網を引きます。

 

自立式のテントは張り網がなくても立てることができますが、耐風性を上げるためにも張り網は必ずするようにしましょう。

昼は無風でも夜になると風が強くなることはよくあることです。

 

張り網はテントのフレームのラインに沿って張ると、空間が最大限に生かせるので居住性もよくなります。必ず地面に向かって固定しましょう。

フライのラインと違う方向に引くと不自然な力がポールにかかるので、破損の原因にもなります。

 

フライをピンと張り、本体とフライの間に隙間を空けるようにすると、結露を防いで快適に過ごせます。

 

そのためにもテントの面積でなく、張り網の長さも考慮して充分に広い場所を選ぶようにしましょう。

 

山と渓谷 2013年4月号より
山と渓谷 2013年4月号より

テントの中には何を敷く?

銀マットを敷くと快適です。

銀色の面は上でも下でも特に違いはありませんが、私は銀色の面を上にします。

 

最近は汚れや破損を防ぐために、テントの下にグラウンドシート(フットプリント)を敷く人も多いです。

 

荷物の軽量化をはかりたい人は、わざわざ持っていく必要はないと思います。

それに、銀マットはかなりかさばります。