作った計画書はどうする?

 

計画書を作っただけでは無事に下山する可能性を上げることはできますが、いざというときに助けてもらえません。
警察に提出したり家族や山の仲間と計画を共有することではじめていざというときに役に立ちます。

昔は作った計画書は警察へ提出する用、下山連絡を頼んだ人や家族に渡す用、自分で持ち歩く用の最低3枚印刷してました。

今でも登山口に計画書提出用のポストがあるところもありますが、最近はインターネット経由で管轄の警察へ直接提出します。メールで計画書を送る場合と専用のフォームに入力する場合の2通りあります。
警察もわざわざ登山口のポストへ計画書を取りに行くより登山者から送ってもらった方が楽ですよね。

北アルプスのように県をまたがっているような山はすべての県に提出します。
日本の警察は管轄があります。

例えば

山行中に長野側に滑落してしまいました。
怪我して動けないので救助してもらうために通報しました。
岐阜県警につながりました。
でも、管轄外なので岐阜県警は出動できません。

今はコンパスの方が便利です。
コンパスは各都道府県の警察と連携してるのでコンパスに登録するだけで警察へ提出したことになります。

家族や身内や山仲間にも必ず計画書を渡し、下山連絡がない場合は警察に通報するよう頼んでおきましょう。
コンパスに登録しておけば緊急連絡者へ下山したことやまだ下山してないよとシステムが教えてくれます。

行程を確認したり、何かあったとき山小屋や警察に連絡する場合もあるので自分で持つ分も必要です。
行動中はチェックポイントに到着した時間をメモしたり計画通りに進んでいるか確認します。

最近、スマートフォンでも計画書が見れるのでわざわざ印刷しない時もありますが。。。