今まで登山届けの提出は一部のエリア(富山県、群馬県)を除いて義務ではありませんでした。
しかし、岐阜県で北アルプスの一部山域の入山に関して登山届けの提出を義務化する条例を制定し2014年12月から施行しています。
また長野県でも2014年9月の木曽御嶽山噴火をきっかけに登山届け義務化を含めた登山に関する条例の検討がはじまって2016年7月1日から登山計画書の提出が義務化されました。ただし罰則はありません。御嶽山は日帰りできる山ということもあって登山届けを提出してない登山者が多く、行方不明の特定に時間がかかりました。
捜査のためと同時に計画を作成・確認するとこで遭難防止の効果も期待されている登山届けの義務化。
今後もさらに各地で進むことが予想されます。
ただ今ニュースを見ているとモンスター○○と呼ばれるような人も増えていろいろな考え方の人がいるようなので、義務化され罰則まであるとなれば届けを出した登山者から「義務に従っているのだから安全を確保してくれて当然」という自己責任が基本の山で自立を欠いた考えを生むかもしれません。